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カルディ ワイン ~ピルエタ トロンテス  アルゼンチン~

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Expanse of vineyard at foot of the snowy Andes. Uco valley, Tupungato, Mendoza, Argentina.

Pirueta Torrontes / ARGENTINA

毎回懲りずに愛するカルディワインをご紹介しております。お値打ちで美味しいワインをそろえてくれるカルディさんですので、ブログネタには困らないですよね(笑) でも本当にインポーターの方はどうやってリーズナブルな美味しいワインを探すのか尊敬してしまいます。

カルディワインを紹介では比較的赤ワインが多いのですが、今回は白ワインをご紹介します。夏の暑い時期には、すっきり酸味の効いた辛口の白ワインやキリっと冷えたロゼワインが好まれますね!私はビールの代わりにスパークリングワインも飲みたくなっちゃいます!

アルコール度数が低めの辛口ワインは至福ののど越しなのですが、今回は少し趣向を変えて、少しアルコールが高めなのですが、ブドウの特徴で酸味がしっかりしており、レモンの香りだー!と言いたくなるトロンテスというぶどうをご紹介します。

ソムリエさんのコメントを聞いたことがある方はお気づきかもしれませんが、白ワインをテイスティングした際、一番最初にコメントするのがフルーツの香りをコメントされていると思います。フルーツは柑橘(レモン、ライム)、リンゴ、青りんご、かりん、桃、パイナップル、マンゴー、パッションフルーツ などを使われていなかったでしょうか?実はソムリエさんはワインからこれらのフルーツそのものの香りを表現しているのではなく、ワインに使用したブドウの熟成を意味させているんですよね。なので、山梨の甲州のような若いフレッシュなワインを表現するときに、レモンやライムといったフルーツで例えていたり、アメリカのシャルドネのようにしっかり熟したブドウのワインを表現するのにパイナップルと表現していたりします。ですので、本当にレモンや桃の香りがするのかなと思って香りを取っても、うん?もも?みたいに感じてしまうことがあるかもしれません。そんなときは「ぶどうの熟成かな?」と思って香りを取ってみると、「なるほど!しっかり熟した果汁の香りだ!」となったら、飲兵衛としてのレベルアップです(笑)そして勇気をだして「マンゴーみたいですね」と言えれば、中ボスを倒せる戦闘力を手に入れた!と自信を持ちましょう(笑)

ちょっと香りについて難しい説明をしましたが、実は今日の本題はここではないのです。違うんかい!と言わないでください。これを言わないと、私の語彙力では本題が言えないと思ったからなのです。今日の本題は「本当にレモンの香りがするワイン」なんです。先ほどはフルーツでブドウの成熟を表現するといいましたが、一方で、当にレモンの香りがする、ライチの香りがする、花の香りがするワインがあるんです。科学的な成分が同じなのかもしれませんが。そんな特徴香としてレモン、一般的にはレモンバームと言ってハーブの香りで表現される香りを持っているぶどうがトロンテスなんです。ちょっと表現が悪ですが、私はよく家庭用の芳香剤でレモンの香りとして販売されている香りに似ていると思っています。ですので、レモンそのものというよりは、レモンバーム、レモンの芳香剤という方がしっくり感じていただけるのではと思います。 そんな香りを持つ白ぶどうであるトロンテスですが、産地として圧倒的に有名なのがアルゼンチンです。以前、アルゼンチンワインとしてNUNAをご紹介した際に少し黒ブドウのマルベックをご紹介しました。マルベックはアルゼンチンで圧倒的に有名な品種です。一方で最近白ブドウとして知名度を確立しているのがトロンテスなんです。「アルゼンチンと言えば赤のマルベック、白はトロンテス」といえればもうアルゼンチンマスターです(笑)こんなことを言うとプロの方には怒られそうです。トロンテスのように特徴的な香りを持つぶどうはアロマティック品種とも呼ばれ、はっきり違いを感じられるので、テイスティングを始められる方にはお勧めです。でひ一度お試しいただいて、テイスティングでレモンの芳香剤わかりました!と言っていただけると、私の喜びも最高潮です(笑)

しかもトロンテスはとてもリーズナブルなワインが多く、1000~1500円で購入できますので、夏のデイリーワインとして夕飯でグイっと飲めちゃうワインですね。夕飯に合わせるとすると、私はアサリのボンゴレビアンコやズッキーニのチーズ焼きが大好きです!トロンテスはとても酸味が強くレモンの香りを楽しむのに、夏野菜やアサリのダシがピッタリだと思っています。

皆さんは夏の暑い日に飲む白ワインは、どんな選び方をされていますか? ぜひ夕飯のペアリングと合わせて教えていただけると、私も楽しんでみたいと思います。

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