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~カルディ ワイン ・ エノテカ ワイン~  ブリュモン ルージュ IGP ガスコーニュ アラン ブリュモン / タンニン最強? 

ワインエキスパート受験

BRUMONT LA GASCOGNE D’ALAIN BRUMONT  MERLOT TANNAT

安定のカルディワイン!の紹介かと思いきや、今回のワインは大手のエノテカでも見かける、広く販売されているワインです。誰でもリーズナブルに購入きる身近なワインが、私には身近なワインですので、リーズナブルな中で現れる特徴をお伝えできれば幸いです。今回は価格は身近だけど、品種は身近じゃないぶどうを知っていただけると、ワイン選びがまた楽しくなるのではないかと思い、ちょっとマイナーなぶどうを紹介します。珍しいぶどうもわかると、酒屋にあれだけのワインが並んでいる理由もちょっとわかってくるんですよね。というテーマとして、タナというぶどうを紹介したいと思います。タナ!たった二文字です!もう覚えられちゃいましたね!アルファベットだとTANNATですので逆さから呼んでもタナです。これはいらない知識ですが(笑)

そして恒例の覚えてちょっとカッコよくなれるセリフも一緒に覚えちゃってください。タナは産地と味わいです。タナといえば!で、この2点が言えたら本当に上級者です。もはやこれ以上の知識は必要ありません!プロに言うと怒られそうですが(笑)

産地は2個所!ランスのマディラン地方南米ウルグアイ。「ウルタナ」も覚えちゃいましょう。

・味わいはとにかく渋い!ゴリゴリのタンニン

まずは産地をちょっとだけ紹介です。フランス南西地方といわれても、ちょっとマイナーでピンとこない地域ですよね。スペインとの国境に近い地方です。グーグルマップで見てみると隣というのがわかると思います。大きな町としては、ボルドーを流れているガロンヌ川沿いのトゥールーズなどがあります。この南西地方に有名なAOCマディランという地域があります。ここマディランで作られているぶどうとして有名なのがタナなんです。南西地方とうくらいですので、広い地域を表していますが、タナはそれほど広く栽培されてはおらず、有名なのはマディランくらいです。逆にマディランはタナの特徴を活かして有名になっていますね。もう一つの有名産地は、何といっても南米のウルグアイです。むしろウルグアイの方が有名かもしれません。タナと言えばウルグアイ、ウルグアイといえばタナと言えるくらい、国を代表するぶどうです。さらにウルグアイのタナなので「ウルタナ」それだけです(笑)でも覚えていると、ちょっとカッコよくないですか?知ってる感をだせちゃいます。もちろん日本でした通じません。産地については、この2箇所を覚えておけば、タナエキスパートを名乗れます(笑)

2点目の味わいについても簡単に覚えられちゃいます。タナは非常にタンニンが豊富ですので、タナ100%のワインは濃いガーネット色をしていて、味わいも渋い!口の中がぎゅーっと乾くくらい渋いです。緑茶でもヘルシアを飲むと渋いなーと感じるので同じ感覚です。

ちなみに渋みは味覚ではなく触覚で表現されます。ぎゅーっとなる感じはまさに触覚ですね。そんなタナですので、好き嫌いがはっきりしていて、タンニンを感じたい人にとっては大好きなのですが、大人気な品種はでないのは想像できますよね。

それでもぜひ紹介したい!と思ったのには訳があります。渋い渋いタナですので、渋くないぶどうとブレンドすればいいんじゃね!?ということで上手にブレンドしてくれたワインがリーズナブルに出てきたんです。前置きが長くなりましたが、今回紹介するワインのブリュモン ルージュです。真っ赤なエチケットですので、とても分りやすいですね。ブリュモンはマディランの作り手です。タナにブレンドしたのは、超メジャー品種のメルロです。世界中どこでも栽培されているメルロと“上手に”ブレンドすることで、タンニンを渋すぎない程度に抑えてくれていながらも、豊かで凝縮した果実をしっかり味わえます。果物であるぶどうの果実の味わいとしてジューシーと表現されるワインもありますが、私はジューシーとは違い、タンニンがしっかりしている点を、凝縮したという表現がぴったりくると感じています。このあたりの表現は個人の使い方にもなりますので、じっくり味わいながらメモしてみるのも面白いです。ぜひ恥ずかしがらずに飲み会でワイン好きな人たちと表現の使い方を話してみるのも面白いですよ。ソムリエさんがいたらぜひ聞いてみましょう! 香りはカシスやブルーベリーのような濃い系のベリーと樽のスパイスが感じられると思います。でもタナは一番に味わいを楽しんでみてください。

そんなタンニンがしっかりしているタナですので、料理はやっぱりお肉料理に合わせたいですね。でも、検索するとカモ肉のコンフィ、カスレ、ステーキと時間がかかる料理が出てきます。もちろん最高のペアリングになることは間違いないのですが。。。ズボラな私としては、もっと簡単にならんものかと考えてたどり着いた答えが、ウインナーです!もちろん時間があえばステーキ焼いちゃいましょう!

とくに太い、ハーブの入ったやつ!茹でるか焼くかだけでOK!粒マスタードで食べてもよし、ホットドックにしてもよしです。フランスワインにアメリカン過ぎると言われるのは覚悟の上です(笑)(ハンバーガーじゃないところが私の小さなこだわりなんですけどね) だって金曜日の夜は簡単に作って、いっぱい食べたいし、飲みたいじゃないですか!鴨のコンフィは無理ですよね(笑) しっかりしたワインなんですから、太いお肉いっぱいのソーセージ合わないはずはないです。ぜひ、こっそりご家庭で試してみてください。皆様のお腹が満足していただけたらこの上なく嬉しいです。

皆様は自分だけのこっそりペアリングはありますか?ぜひこっそり教えてください。

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