Coolt BLAUER ZWEIGELT / Austria Niederrosterreich
今回は珍しく前振りなくテーマ紹介したいと思います。テーマは国です!オーストリアです!と宣言してみましたが、みなさんはどれくらいワイン産地をご存じでしょうか?私は受験するまで、フランス、イタリアはあるよね、アメリカ、チリ、オーストラリアは見たことあるなー…あとは??といった程度です。当然、ワインを語るなんてできるはずもなかったです(笑) 勉強を始めてまず思うのは、産地だけで言えば、どの国でも作ってるんじゃないか?と思えるくらい世界中で生産されているんですよね。中国、エジプト、ブラジルなどなど、そうなの!?と驚く国でも生産されています。私はその程度の知識でしたので、新しい国を知る度にいちいち驚いていました。ましてヨーロッパなんて作っていない国はないです!断言すると怒られそうなのでやめておきます。でもオーストリアが生産国なのは間違いないです。カルディでも売ってます(笑)歴史的には、ジョージアがワインの発祥国!ぐるーっと西に伝わり、ギリシャを経て、イタリアやフランスもワインが伝わったそうです。つまり東ヨーロッパからフランスに来たんですよね。


初めて歴史を語ってみましたけれど、これくらいが私の限界です。すみません。
本題はそんな難しいことじゃなく、美味しいかどうかですよね!今回紹介したいワインは東ヨーロッパのオーストリア産のワインです。そして是非知っていただきたいのが、黒ぶどうのツヴァイゲルトです。いかにも東欧っぽい発音ですね。ツヴァイゲルトはオーストリアで最も広く栽培されている赤ワイン用のブドウなんです。実はオーストリアでは非常にメジャーなぶどうなんですよね。でも日本では一般には全く知られていません。そこで、今回のちょっとカッコよく聞こえちゃうかもしれないセリフは、そのまま「ツヴァイゲルトが好き」です!単純すぎると言わないでください(笑)きっとちゃんとワインが好きな人じゃないと「ツヴァイゲルトが好き」なんてセリフ出てこなくないですか!?私から見れば、もう知ってるだけでちょっとカッコいいです。


最も生産されてるぶどうということは、ワインもフレッシュなライトボディから熟成させたフルボディまで幅広く生産されています。今回ご紹介するカルディワインとして紹介するクールト ブラウアー ツヴァイゲルトはライトからミディアムくらいのフレッシュなタイプです。ラズベリーやブルーベリーの赤系ベーリーのフレッシュな香りがしっかりと感じられます。そこに主に白ワインで使う表現で、あまり赤ワインの表現では使うことはないのですが、私は花のような香りを感じています。ベリーのフレッシュな果実と、少し花束のような香りを取るだけで、もう美味しそう!!と心惹かれてしまいます。味わいはベリーのしっかりした香りに負けない果実の味わいがはっきりしており、一方でタンニンは強すぎず、口当たりがよいので、本当にすいすいと飲めてしまいます。でもちゃんとタンニンがあり赤ワインとしてのポテンシャルの高さを感じられると思っています。こんなに褒めコメントばかりで「ツヴァイゲルトが好き」というシンプルなコメントを言いたくなってしまうのも伝わりましたでしょうか?(笑)カルディでも扱っていただいて嬉しい限りです!日本でもっと広まって、インポーターが様々なスタイルのツヴァイゲルトを仕入れたくなるようになればいいなーと思っています。


そんなバランスが取れたツヴァイゲルトは、オーストリア料理として子牛肉のカツレツ(ヴィーナーシュニッツェル)や牛肉の煮込み(ターフェルシュピッツ)が伝統的なペアリングです。でもねぇ、そんなこと言われても金曜の夜に作るのは無理ですよねー。 そんな難しいペアリングはできない私がお勧めするのは、じゃがいもです!食材だけかよ!と言わないでください(笑)じゃがいもの最も簡単な料理はフライドポテトじゃないでしょうか。これがとっても相性がいいんですよ!ビールよりツヴァイゲルトと言いたくなるくらいです。一つだけお勧めしたいのは、細長く切るのではなく、大きく三日月に切って、ほっくりさとフライのボリュームを出して頂くとより相性の良さを感じて頂けると思います。塩味は少し薄めにすると、ライトなツヴァイゲルトのフレッシュな酸味と、ラズベリーやホワイトペッパーの香りが、ベリーソースの様な雰囲気です。フライドポテトなら金曜の夜でも、すぐ飲めちゃいますよね。ぜひカルディで購入された際には、じゃがいもをお試しいただき、フライドポテトやじゃがばたとの相性の感想を聞かせて頂けると幸いです。少し意外なペアリングですので、意外過ぎてダメだったー、こっちの食材の方がいいかも などなど教えていただきたいです。ご意見お待ちしております。


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