初めてシリーズでブログを書いてみました。第1回のワインの歴史と旅行、世界中を旅する気分でわくわく で五感を出国した ていら です。
ワインエキスパートという呼称資格を受験するに至った、私なりの資格取得の前のワクワク体験を数回に分けて書いてみます。好きなことをより好きになることで、心地よい暮らしへもつながった体験を共有できればと思います。
2.感覚を覚えてわくわく
3.受験してからの日常わくわく
4.ワイン会でわくわく爆発
2.感覚を覚えてわくわく
今回のわくわくポイントは、2.感覚を覚えてわくわくです。


五感の中で普段最も使用するのは視覚、聴覚ではないでしょうか?何をするにも目で見て判断しますし、何かを覚えるときも、本を読んだり、講義を聞いたりしながら覚えていると思います。
一方で古い記憶をふと思い出す時って、味覚や嗅覚で思い出すことありませんか?香水の香りをかいだ時に昔同じ香水をつけていたころを思い出したり、学生の頃に通った食堂の味で学生時代を思い出したり。そんな経験から、なんとなく、嗅覚や味覚って深いところに保存された記憶というような感覚があります。もちろん素人の推測でなんの専門家でもありませんので、信じる信じないはあなた次第です(笑)
何といっても「美味しいは正義」の信念は揺るがない私です。味覚、嗅覚を考えてみると、より美味しくご飯を食べられるのではないか!?という食いしん坊丸出しの考えから味覚、嗅覚へのわくわくが湧いてきました。
食いしん坊の私がワインエキスパート受験と繋がったワクワクポイントはテイスティングです。ワインエキスパート試験は、2次試験にテイスティング試験があります。4種類のワインと、1種類のワイン以外のお酒をテイスティングします。色調、香り、味わいのコメントを選択し、品種、国、ヴィンテージを回答します。普通に考えると難しいですよね。私もそんなのわかるわけないじゃんと思ってました。でも少しだけ、もし、ワインを飲んで「イタリアのトスカーナっぽいね」くらい言えたらカッコよくないですか!?そんなカッコよさをイメージしてしまったミーハーな心持ちもワクワクポイントです。
つまり、「食いしん坊の味覚、嗅覚への興味」+「カッコよいというミーハー」=わくわく なんですよね。浅い!実に浅い!(笑) でもこんなミーハーは気持ちのおかげで、受験へのハードルがぐっと下がったので、食いしん坊も役に立つことがあります。食べることが好きであること、いろんなワインを美味しく飲んでみたいという興味を素直に自分で再認識できたことで、受験してみようというスタートが切れたと感じます。昔から好きだったこと、今の自分の興味に素直に従ってみるというのも大人になったからできる選択方法なのかなーと思っています。
実際に受験するにあたり、テイスティングについて全く知識の無いところからのスタートでしたので、素直にスクールの通信講座を選びました。昔はスクールの教室に通ってテイスティングしていたそうですが、今は大手のスクールであれば、教室講座、通信講座のどちらも開講しています。一人で画面に向かいながら勉強するのが苦手な方は教室、スクールが遠かったり通学する時間が取れない方は通信という感じで、自分の生活スタイル、性格に合わせて選択できます。私は時間が取れなかったので通信一択でした。有名なスクールもたくさんありますので参考に。
アカデミー・デュ・ヴァン :パリ発祥・国内で 38 年の歴史を誇るワインスクールです。
レコール・デュ・ヴァン : 創立16年の歴史あるワインスクール です。講師に有名なアナウンサーの方もいらっしゃいます。
ヴィノテラス :オンライン・生配信に特化したワインスクールです。
ワインブックス : オンライン最大級のワインスクールです。
実際に通信では小瓶がクール宅急便で送付され、動画を見ながらテイスティングする形式になります。オンタイムで講座を見られる方はその場でチャットで質問出来たりもします。便利ですよね。小瓶のサイズはスクールによって50ml~100mlの違いはあるようです。
スクールによって講座の内容は少しづつ違いがあるようですので、Webページを見て頂いて自分に合った講座があるスクールを選んでみてください。しかもワイン付き無料体験講座もあります!ぜひ一通りのスクールを体験してみることがお勧めです。ワイン飲めちゃいます(笑)私が受講した経験からお勧めしたいのは比較テイスティングが多くある講座です。味覚、嗅覚って体で覚えるしかないんですよね。言語や数式は目で見て覚えて、あとから見返すことができますが、味、香りを後から見返すことはできませんので、数種類を一つのカテゴリーとして並べて覚えられる比較テイスティングがとても役立ちました。
例えば・・・
・赤/白ワインの品種別比較
・アロマティック/ニュートラルの比較
・淡いワインの比較、濃いワインの比較
カテゴリーにすることで、例えば香りの強いアロマティックな品種<ソービニヨンブラン、トロンテス、ゲヴュルツトラミネール、など>の様にカテゴリーにし、その中でライチの香りが強いのはゲヴュルツトラミネールみたいな覚え方ができます。もちろん同じ品種でも産地やヴィンテージが違えば香り、味わいもちがってきますので奥深くなっていきますが、受験に際して品種の基本特性を覚えていくには、比較テイスティングは良かったなーと思っています。
普段ワインを飲むときも、受験の時に覚えたカテゴリー分けを思い出しながらワインを楽しんでいます。何よりテイスティングを学んだことで、ワインだけでなく、普段ご飯を食べるときに、味や香り楽しむ習慣ができたことで、食いしん坊レベルが上がり、さらに「美味しいは正義」が強まったことは間違いありません(笑)
「好きなことがより好きになる」、心地よい暮らしを送るにあたり、とても大切な時間にできた受験勉強だったと思います。
今回は感覚を覚えるワクワクについて書いてみました。美味しいが大好きな方に、ワインエキスパートに興味を持っていただけたら幸いです。
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