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カルディ ワイン ~テッレ・ディ・ヴィータ プリンチペ・ディ・グラナテイ ネロ・ダーヴォラ / イタリア シチリア~

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Terre di Vita Principe di Granatey Nero d’Avola / Italy Sicilia

本日は少しマイナーなブドウ品種のワインをご紹介したいと思います。といっても、私のブログのメインテーマであるカルディ愛は一切ぶれておりませんのでご安心ください(笑) ぶどうの前にまずはワインボトルの写真を載せておきます。ボトルの口元に細い青いラベルがありますね。これはイタリアのワインの品質を表している制度で、「DOC(統制原産地呼称)」を表しているんですね。DOCは、生産地、ブドウ品種、栽培方法、醸造方法など、様々な基準を設け、その基準を満たしたワインに与えられます。DOCの上位にはDOCG(統制保証原産地呼称)があり口元のラベルが茶色になっています。属に言う’格付け’の様な制度です。ただ日本語の’格付け’というと順位付けの様な印象を受けますが、DOCは基準になるのでちょっと違うんですが。細かいことは抜きにして、イタリアワインを選ぶ際はこのラベルがついたワインが結構ありますので、確認してみるとDOCワインなんだー!と思えて面白いです。

なぜDOCのラベルを先に説明したかというと、今回ご紹介したいブドウがイタリアのシチリア島で主に栽培されるブドウだからなのです。

今回ご紹介したい少しマイナーなブドウはネロダーヴォラという黒ブドウです。シチリアのワインではよく使われる品種なのですが、その他の国ではあまり見かけず、ネロダーヴォラと言えばまずはシチリア!と言えるくらいシチリアを代表するブドウです。特徴は熟れたプラム、ザクロ、ラズベリーのしっかりとした香り、暖かいシチリアの豊かな果実味!酸味とスパイスが溶け込んだワインとなるブドウです。とくに樽熟成に適していると言われることもあります。

ネロダーヴォラはしっかりとした骨格のあある品種になります。赤ワインでいう’骨格’はタンニンという成分によって渋みがしっかりあることを表しています。赤ワインの渋みが苦手な方もいらっしゃると思います。ネロダーヴォラはシチリアの暖かい気候で生育されるぶどうで、酸味も残した赤ワインとなっており、渋みだけでなく酸味があることで非常にバランスが良く、赤ワインを飲みごたえを感じながら楽しめるという特徴があるんです。渋みが苦手という方は、冷やしすぎずに常温で一度お試しいただけるとネロダーヴォラのおいしさを感じていただけるのではと思います。そして、「骨格がしっかりしてるね」と言ってみましょう!テイスティングコメントがカッコよくなっちゃいます(笑)

イタリアのDOCGやタンニンなど少しむつかしくなりましたが、ここからは今回もぶれずに愛すべきカルディシリーズです!こちらのネロダーヴォラはカルディで1100円くらいで購入できます!さすがは我らがカルディです!非常にクリーンですが、タンニンやベリーの香りもしっかり感じられ、これがシチリアのネロダーヴォラかー、とリーズナブルに勉強できちゃう1本です。

クリーンで果実味も味わえるシチリア島で作られるワインなのですから、どんなイタリ料理にも合わないはずがないですよね!パスタ、ピザ、シーフードなんでもござれです。パスタはもちろんニンニクの聞いたペペロンチーノなどオイルパスタも捨てがたいですが、私は日本の味わいに寄せたホワイトソースやトマトソースなど濃い目のソースがお勧めです。タンニンはしっかりあるのですが、ぎゅーっと収斂するほどではないので、ミートボールのトマトソースの様にトマトの酸味と挽肉と相性ピッタリ!と思っています。

今回は少しマイナーがブドウ品種ですが、大手の酒屋や愛するカルディにも品ぞろえはある品種です。ぜひ一度お試しいただき、シチリア行きたいー!!シチリアで飲みたいー!!を共感していただきたくてご紹介しました。

皆様の感想も聞かせていただければ幸いです。

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