Masseria Borgo dei Trulli / TRULLI Vermentino Salento IGP
ワインを飲むとき保管するときの温度で味わいが変わるというのを聞いたことはありますでしょうか?雑誌やネットにもよく書かれているので、お酒が好きな方でしたらご存じかもしれません。私も飲み始めたことろから聞いたことはあったのですが、飲み比べをはじめるまでは、はっきりと実感できていなかったです。飲み比べというと、イタリアのサンジョベーゼとネッビオーロのように同じ国のぶどう品種違いや、フランスと日本のシャルドネのように同じぶどう品種の国違い、といった飲み比べが多いと思います。こういった飲み比べって楽しんですよね!一人では一度に何本もボトルを開けることはできないので、何人かでワインを持ち寄りして、6種類くらいを飲み比べするんです!そうすると同じブドウ品種でも全然違うことに気づくことができます。そしてワイン会はテーマを決めると盛り上がること間違いなし!「今日のテーマはイタリアの赤」と決めると、やっぱり参加者と被らないように、ちょっと考えて選ぶんですよね。私も同じです(笑) ぶどうだけでもネッビオーロ、サンジョベーゼ、ネグロアマーロなどなど、酒屋のイタリアコーナーだけでいくらでも選べちゃいますね。 逆に同じぶどうの国違いも盛り上がりますよ!白ブドウのシャルドネなんて世界中で栽培されてますので、もう同じぶどうじゃないよねってなります(笑)
そんな飲み比べですが、一人ではなかなか数種類のボトルを一日で開けるのはできないですよね。そこで私が一人でワインを開けるときにやっているのが、温度違いの飲み比べです。この飲み比べの良いところは「ワインが開く」という言い回しを少し体験できちゃうことだと思っています。やり方は簡単でグラスを2脚用意するだけです。ボトルを開けた時って、ワインは冷蔵庫やセラーからだしているので冷えていますよね。飲んでいる間はアイスクーラーなど使われて適温で楽しんでいる方も多いかと思います。私はルクルーゼの保冷タイプを愛用しています。ボトルが濡れなくてとても重宝してます。


温度の飲み比べにすることは、最初に2脚のグラスに注いでおくだけです。このときのお勧めとしては後から飲むグラスには少し多めに入れておくことです。飲み比べるときにしっかりとボリュームを感じて頂くと、香りも味わいも差を感じやすいです。最初に注いだグラスが20分くらいたって室温になってきたところで登場!です。冷えたワインと室温に戻ったワインを「飲み比べとして」味わってみてください。飲み比べなので、違いを探すという感覚ですね。全く違う香りや味わいがするようになってきませんか?温度によって口当たりも全然違ってきます。フルーツが青りんごの様な爽やかだった香りが、桃のような甘い香りもするようになったり、花や蜜っぽさを感じるようになったりします。樽のバニラのような香りが出てきたりもするかもしれません。
一方で、香り味わいともあまり変わらないこともあります。「ぬるくなっただけで、あんまり違いはないかー」ということもよくあります。でも悪いことではなくワインの特徴なので「このワインの特徴の一つなんだな」というコメントも言えちゃいますね!ワインはアルコールが高いので、ビールのようにグイグイ飲むよりは、少し時間をかけながら飲むことが多いと思いますので、こんな温度違いを楽しめると、もっと長時間飲めちゃいます。夜が深くなりすぎないようにはしましょう(笑)
そんな温度違いを楽しめるワインとしてリーズナブルなトゥルッリ ヴェルメンティーノ・サレントのご紹介です。南イタリア産のとても豊かな香りで、フレッシュな味わいの白ワインです。ぶどうはヴェルメンティーノ 100%です。ヴェルメンティーノは、イタリアのサルディーニャ島、リグーリア州などティレニア海沿岸から、フランスのプロヴァンス地方、コルシカ島などが主な生産地域です。地名を聞くだけで素敵なリゾート地の絵が浮かんじゃいますね!以前ご紹介しましたSAKURAアワードも受賞しており、 SAKURA Japan Women’s Wine Awards 2025 ダイヤモンドトロフィーに選ばれています。そんなトゥルッリ ヴェルメンティーノ・サレントは白ワインですので10~12℃が飲み頃です。もともと香り豊かな醸造をされているからだと思いますが、飲み始めから香りが豊かなのですが、しばらく温度が上がってくると、どんどん芳醇な香りが表れてくるのを感じられるんです!樽のバニラや桃のような香りが増えてきて、非常にボリュームのある白ワインへと開いていきます。「開いていく」使ってみました(笑)ボリュームは感じるのですが、アルコールは12.5%と高くなく、アメリカやチリのシャルドネとも違った豊かさを感じられるのではないかと思います。値段も1200~1600円でお手頃な価格です。リーズナブルなワインですがワインを開けてからの香りの変化を感じて頂けましたら嬉しいです。


少しだけ飲み比べの参考です。一人で飲み比べするのに今は小瓶で販売している会社もありますので、やっぱりぶどう品種の飲み比べしたい方は是非使ってみてください。飲み比べて違いを感じながら味を知るのには、とても勉強になりますね!ソムリエ・ワインエキスパート試験を受けてみたい方にもおすすめです。
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今回はお手軽な温度違いの飲み比べを紹介してみました。一人でもできる飲み比べとして違いを感じてワインの楽しみ方が増えていただけましたら嬉しいです。皆様は時間をかけて飲むときにどんな楽しみ方をされていますでしょうか?ぜひ教えて下さい。
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